効率化

【デイケア】PDCAよりOODAが良い?現場の状況判断で即座に動こう!

こんにちは、かものはしです。

かものはし

・PDCAサイクルやOODAループを知りたい!

・デイケアで本当にPDCAサイクルは使える?

・デイケアでOODAループは使える?

こんな悩みを解決できる記事を用意しました。

この記事を書いているのは

かものはし

・いつのまにか作業療法士10年目超えた

・去年まで約5年間デイケア勤務

・現在は維持機病棟勤務

デイケア(通所リハビリ)で勤務していたときは、PDCAサイクルを用いてリハビリ業務を行っていました。

使用する過程で、利用者の状態変化のズレが生じやすいこと、臨機応変さがないことに疑問を思っていました。

この記事では前半に職場で使用していたPDCAサイクルの活用、後半では状態変化が起こった場合にOODAループではどのように進めていくのか書きたいと思います。

現場の状況判断で即座に動こう

PDCAに向いている

  • 比較的に状況が安定している方へのサービス提供(計画書作成を含む)。

OODAループに向いている

  • 状態変化からの問題発見から早期解決に向けて素早い行動が取れる。
  • 比較的に状況が不安定な利用者に向けてのサービス提供(計画書作成を含む)。

PDCAサイクルとは?

現状、厚生労働省でサービス提供において使用を求められているのは、PDCAサイクルです。

以下の4つのプロセスで成り立ちます。

  • P(Pran:計画)
  • D(Do:実行)
  • C(Chack:評価)
  • A(Action:改善)
  • 初めに戻る(Plan)

メリット

目標・やることが明確になる

目標を明確にすることで、自分が考えている目標の方向性のズレを抑えることが出来る

行動に集中しやすくなる

計画を明確にすることで計画に沿った行動をすることが出来、無駄を省くことが出来る

課題や不足が分かりやすい

計画で出来るだけ数値などの客観的指標を用いるため、目標の達成率が明確にすることが出来る

デメリット

高齢であればあるほど転倒を繰り返すことも多く、風邪などでも状態悪化しやすいので計画通りに進まないことも多いです。入院などあれば尚更に計画変更せざる負えないこともあります。

プロセスの各項目

実際の職場で行っていたPDCAサイクルを書いてみます。

Plan(計画)

目標を達成するためのアクションプランの作成を行います。下記の5W2Hの要素を意識して検討を重ねます。

利用者の目標が「もう一度、畑仕事がしたい」であれば…

  • 誰が(Who)
    例)担当療法士が
  • いつ(When)
    例)デイケア利用日(40分枠)で
  • どこで(Were)
    例)デイケアの畑で
  • 何を(What)
    例)畑を耕す
  • 何故(Way)
    例)畑仕事をすることでその人の生きがいを見つけるきっかけになる可能性がある
  • どのように(How)
    例)習慣的な作業にする
  • いくらで(How much)
    例)あなたのスマル(笑)

目標やアクションプランの設定は、PDCAサイクルを回すときのスタート地点になるものです。

出来るだけ数値などの客観的指標を用いて、誰もが見ても理解しやすく具体性のある目標やアクションプランを設定することが必要です。

上記の目標である畑仕事は数値化しにくいものです。

職場では以下の客観的指標を基本ベースとして使用していました。

  • Barthel index
  • FAI(Frenchay Activities index)
  • 握力
  • 片脚立位
  • TUGテスト(Timed Up & Go Test)
  • 5回椅子立ち上がりテスト(SS-5)

Do(実行)

Plan(計画)で立案した目標やアクションプランをもとに進めていきます。

  • 実行するにあたりその計画が有効であったか(目標に対しての進捗度や結果を記録する)。
  • 計画通りに進まない場合でも、その事を記録する。

Chack(評価)

上記の客観的指標(体力測定など)を再評価しています。

  • 設定した目標やアクションプランの達成が出来ているか。
  • 計画通りに実行できたか。

Action(改善)

Chack(評価)で明らかにした分析・検証課題について考え、下記のプロセスに進みます。

  • 引き続き、計画通りに進める。
  • 幾つかの問題点に対して計画を組み直して、計画を進める。
  • 既存の計画を中止して、延期や新規で計画を立てる。
  • 計画達成として終了とする。

OODAループとは?

5つのプロセスにより成り立っています。

  • O(Observe:みる/知覚)
  • O(Orient:わかる/認知)
  • D(Decide:きめる/判断)
  • A(Act:うごく/実行)
  • ループLoop:(みなおす/改善)

メリット

どんな職種にも言えるでしょうが、問題が起きた場合、出来るだけ的確に早く実行する必要性があります。そのコツとは、状況を見て認知して早く行動に移すことだそうで、その要素を取り込んだのがOODAです。

プロセスの各項目

下記に状態変化した対応の取り方を簡略して書いてみます。

みる(Observe)

その場や流れを見て、これからどう動くのか観察することです(先入観なし、ありのままに)。

例えば、高齢であればあるほど下記の状態をよく見かけます。

  • 内科的な状態悪化や転倒などにより患部の一部安静を強いられている。
  • 多岐にわたる要因で長期間休んでおり、久しぶりの利用開始時に能力低下を起こしている。

利用して対面であれば症状を見て、詳しく話を聞くなど対応します。

電話対応でしたら目で確認することは出来ませんが、話を聞くことは出来ます。

わかる(Orient)

どうしたいのか、目標や目的を考えます。

そして、それを達成するために具体的な行動計画を立てます。

主観ですが、状態が悪くても「大丈夫」と隠す方も少なくはないと感じています。

外傷など目に見える受診勧める理由の他にも、過去の既往歴や本人の行動・言動パターンも目安の一つになります。

きめる(Decide)

状況に応じて行動計画を決めます。

対面や電話対応でも、病院受診が必要なレベルではないか疑う必要もあると感じています。

来所していれば、運動負荷を下げる必要性が出てくるでしょうし、場合によってはその日のリハビリを中止する必要もあります。

うごく(Act)

やってみる(外部への情報伝達は管理者の承諾は必要ですが…)。

みなおす(Loop)

やってみた結果、効果がないことは中止します。

もう一度、行動計画を見直して、新たな行動計画を実行します。

スタッフとのミーティングで次回に向けてのアプローチ方法を修正します。

どちらが良いのか?

現場で状態悪化に対してのアプローチ方法は、問題発見から早期解決に向けて、現場から各関係者に情報を渡すことが大事だと感じています(OODAループが自然と使われているのでは?)。

計画書作成において、PDCAサイクルに向いているのは、比較的安定している利用者だと感じています(問題点の抽出や計画立案、目標が定めやすい)。

OODAループに向いているのは、比較的に全身状態が安定していない利用者だと感じています。

PDCAサイクルであれば、せっかく目標まで定めても状態変化を起こして、1週間前に作成した計画書を白紙に戻すことも少なくはありません。

1ヶ月目標ならまだしも3ヶ月目標なら内容が変わってくる可能性も十分にあります。

どちらを使用しても日常生活動作や生活の質向上は目指さないといけません。

PDCAサイクルで現行の計画書として作成するのは非効率だと感じています(カルテには記載出来るが…)。

まとめ

  • 状態変化から問題発見から早期解決に向けてはOODAループが良い。
  • 比較的に状態安定してれば計画書はPDCAサイクルでも構わないと思う。
  • 全身状態が安定していなければ計画書はPDCAサイクルは不向きだと思う。

OODAループに関してはまだまだ勉強中です。

計画書作成については変更出来ませんが、その他行動を起こすことに十分に活用できそうです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。


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