今回は地震発生時に現在地を家族へ瞬時に伝える方法をお伝えします。
方法としては、緊急地震速報アプリに使用し、自動メッセージで相手にGPS情報を伝えることが出来ます。
無料で簡単に設定出来るので、もしものために設定してみてはいかがでしょうか?
緊急地震速報に基づいて自動メッセージを送信する
今回は緊急地震速報アプリ(ドコモ、au、ソフトバンク)を用いて、画面が表示された時の場所(GPS)を記録、ショートメッセージやメールで自動メッセージを送信する仕組みを作成します。
地震の規模は、気象庁から配信された 「一般向け緊急地震速報」を利用して最大震度5弱以上と推定した地震の際に、強い揺れ(震度4以上)の地域(全国を約200の地域に区分)です。
比較的小さい地震の場合、自動メッセージは送信されません。
Macrodroidを用いてメッセージを自動化する
Macrodroidとは、Google Playのみでインストール出来るアプリです。
特定条件が揃った場合にスマホを自動化してしてくれるマクロ(プログラム)を作成することが出来ます。
難しいコードを入力する必要性はなく、してほしい動作をクリックだけで設定するだけで良いので簡単です。
プランは有料と無料がありますが、慣れるまでは無料で十分に使用することが出来ます。
こちらよりダウンロードすることが出来ます。
アプリのより詳しい説明はコチラです。
Macrodroidでスマホを簡単に自動化するアプリが楽しい
GPS付き自動メッセージを送信するマクロ登録の全体図
トリガー
- アプリ
- 画面コンテンツ
- アプリ:緊急地震速報アプリ
- 一致する文字列:強い揺れ
- (チェックなし)正規表現を使用する
- (チェックあり)大文字小文字を区別しない
アプリは必ず指定してください(ここでは別のアプリ名を指定しています)。
指定しないと例えばネット上で書かれた文字でもトリガーとして発動してしまいます。
ここでは一致する文字列を「強い揺れ」と入力していますが、他の文字でも構いません。
携帯各社の画面表示例
ドコモの場合
出展:緊急地震速報 ドコモ
https://www.docomo.ne.jp/service/areamail/earthquake_warning/
auの場合
出展:緊急地震速報 au
https://www.au.com/mobile/anti-disaster/kinkyu-sokuho/jishin-sokuho/
ソフトバンクの場合
出展:緊急地震速報 ソフトバンク
https://www.au.com/mobile/anti-disaster/kinkyu-sokuho/jishin-sokuho/
アクション
- メッセージ
- SMSを送信
- 電話番号:XXX-XXXX-XXXX
(チェックなし)送信前に確認する(自動送信なし) - テキストメッセージ:
緊急地震速報を受信しました。
現在地はコチラです。
{last_loc_link}
「{last_loc_link}」は右側ボタンより、「直近の場所(リンク)」を選択すると簡単に入力出来ます。
その他のメッセージ方法
メールを送る
ヤフーメールやGmail(現在使用不可)などが使用できます。
Twitterで送信
あまりオススメ出来ません(位置情報が載るので個人情報は丸わかりです)
どちらも設定方法は、【Macrodroid】メッセージをアクションに設定することでTwitterが使えるで説明しています。
条件
今回は設定しません。
実際どのように相手に伝わるのか
SMSで受信した場合、下記の通り表示されます。
URLリンクをクイックすることで、Googleマップが開き相手の現在地が赤ピンで表示されます。
まとめ
今回は緊急地震速報の受信に基づいて現在地のGPS付きメッセージを自動送信する方法をお伝えしました。
この設定を行うことで、万が一大切な家族などの居場所を知ることが出来るので、速やかに安否確認を行うことが出来ると思われます。
使用する注意点としては、始めに書いた通り、災害時の電波状況やスマホやアプリの不安定要素により上手く動作しない可能性もあり、完全な動作保証は出来ないことです。
そのため、別の方法も取り入れながら連絡確保を考えてみてください。