【Android16対応】非ルートでテザリングを自動化する方法|MacroDroidで快適ON/OFF制御

かものはし
あれ?いつの間にかテザリングが使えなくなってる?

「Androidでテザリングを自動化したい」、そう思ってMacroDroidを導入した方は多いはずです。

以前はルート化すれば簡単にON/OFFの切り替えが可能でしたが、Android16以降により、非ルート環境では制御が難しくなったという声が急増しています。

この記事では、筆者が発見した非ルートでもテザリングを快適に制御できる最新の設定方法を徹底解説します。

必要な条件、ヘルパーファイルの注意点、そして実際に使えるMacroDroidレシピまで、初心者から中級者まで役立つ内容を網羅しています。

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自動化,macrodroid

Macrodroidでテザリングのアクションを追加するには

追加手順
  1. 接続
  2. テザリングのON/OFF

詳細設定

  • ON
  • OFF
  • 切替え(ON↔OFF)
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macrodroid,接続

 

今までテザリングはヘルパーファイルを別途インストールだけで利用できましたが、何故かAndroid16からはロート化やShizukuの別途アプリが必要になってしまいました。
ルート化すると2度と元には戻れないのでリスクが高いです。
ドコモ、ソフトバンク、auなど「いつでも替え時」に相当するサービスに入っている場合、ルート化してしまうと返却が出来なくなってしまいます
ShizukuはPCが必要になったり、英語表記、高度な設定があるので敷居が高い…

カーナビをトリガーとしてテザリングをON・OFFする方法

それでは、本題のルート化やshizukuを使用しない方法です。
バックグラウンドでテザリング操作されるのではなく、スマホの画面変移を伴うものですが、車乗降時などスマホを触らなくても良い環境で使用するには良い仕組みです。
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トリガー

1つ目のトリガー

  1. 接続
  2. Bluetoothイベント
  3. デバイスに接続時

2つ目のトリガー

  1. 接続
  2. Bluetoothイベント
  3. デバイスから切断時

アクション

1つ目のアクション

  1. 条件分岐[If]
  2. [+]をクリック
    1. Macrodroid固有
    2. 発動したトリガー
    3. デバイスに接続時

2つ目のアクション

  1. アプリ
  2. アプリのアクティビティを起動
  3. 設定
  4. Settings$WifiTetherSettingsActivity
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wifi

3つ目のアクション

  1. マクロ
  2. 次のアクション実行前に待機
  3. 1秒

4つ目のアクション

  1. 機器の操作や動作
  2. UI画面操作
  3. クリック
  4. テキスト内容

[一致]を選択

入力文字:Wi-Fi アクセス ポイントを使用する

「Wi-Fi_アクセス_ポイントを使用する」にある2つの"_"は半角スペースが入ります。
1文字でも間違えると動作しないので注意してください。

5つ目のアクション(必要に応じて)

  1. 機器の操作や動作
  2. ホーム画面を表示

ここまでアクションを追加したら、「アクション2~4(5)」を「条件分岐を開始[If]」と「条件分岐を終了[End If]」で囲むように順番を入れ替えてください。

 

同じような作業を繰り返します(1つ目のアクションは違うので注意!)

1番目のアクションをコピーして貼り付け、1番目のアクション内容を書き換えると作業が楽です。

分からない方は、以下のアクションをもう一度作成してみましょう。

6つ目のアクション

  1. 条件分岐[If]
  2. [+]をクリック
    1. Macrodroid固有
    2. 発動したトリガー
    3. デバイスから切断時

7つ目のアクション

  1. アプリ
  2. アプリのアクティビティを起動
  3. 設定
  4. Settings$WifiTetherSettingsActivity

8つ目のアクション

  1. マクロ
  2. 次のアクション実行前に待機
  3. 1秒

9つ目のアクション

  1. 機器の操作や動作
  2. UI画面操作
  3. クリック
  4. テキスト内容

[一致]を選択

入力文字:Wi-Fi アクセス ポイントを使用する

「Wi-Fi_アクセス_ポイントを使用する」にある2つの"_"は半角スペースが入ります。
1文字でも間違えると動作しないので注意してください。

10つ目のアクション(必要に応じて)

  1. 機器の操作や動作
  2. ホーム画面を表示

ここまでアクションを追加したら、もう一度、「アクション7~9(10)」を「条件分岐を開始[If]」と「条件分岐を終了[End If]」で囲むように順番を入れ替えてください。

条件

特に必要はありません。

トリガーは1つだけでテザリングをON・OFFする方法

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トリガー

  1. センサー
  2. 機器本体をシェイク
トリガーは何でも良いです。
位置情報を入れたい場合は「入った場合」と「出た場合」になるので、トリガーは2つになります。

アクション

1つ目のアクション

  1. アプリ
  2. アプリのアクティビティを起動
  3. 設定
  4. Settings$WifiTetherSettingsActivity

2つ目のアクション

  1. マクロ
  2. 次のアクション実行前に待機
  3. 1秒

3つ目のアクション

  1. 機器の操作や動作
  2. UI画面操作
  3. クリック
  4. テキスト内容

[一致]を選択

入力文字:Wi-Fi アクセス ポイントを使用する

「Wi-Fi_アクセス_ポイントを使用する」にある2つの"_"は半角スペースが入ります。
1文字でも間違えると動作しないので注意してください。

4つ目のアクション(必要に応じて)

  1. 機器の操作や動作
  2. ホーム画面を表示

条件

特に必要はありません。

このマクロの注意点(画面OFF時の対処方法)

この方法はバックグラウンドでテザリングをONまたはOFFするのではなく、自動でテザリングの詳細設定の画面を出し、自動でONまたはOFFのボタンをクリックする方法です。

画面変移で動くため、画面がOFFになっている状態で動作することは出来ません。

そのため、スマホロックをしている場合、自動でスマホロックを解除するアクションが必要となります。

追加するアクション

PINロック解除

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まとめ

Android16以降、非ルート環境でのテザリング制御は一筋縄ではいかなくなりました。

Macrodroidアクションのアプリを用いて、アクセシビリティとUI画面操作のアクションを使用しました。

PIN解除や画面ONなど注意すべき点はありますが、これらをクリアすれば、非ルートでも「かゆいところに手が届く」スマートな環境が整います。

今後もMacroDroidの可能性を探りながら、自動化で日常のストレスを少しでも減らしていきましょう。